FC2ブログ
コンテントヘッダー

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
コンテントヘッダー

コバルト60をめぐる実話(2/2)

新版 危険な話―チェルノブイリと日本の運命 (新潮文庫)
より引用


「このコバルト60、5キュリーです。この5キュリーという数字を頭にいれておいてください。
これが一件の家に置き忘れてありました。きちんとした容器に入っていました。そこへそんな危険なものがあると知らずに、4人家族が引っ越してきました。主人である男性が30歳、奥さん27歳、息子が10歳、そして生まれて間もない2歳の娘、という4人家族が引っ越してきた。
3月21日に引っ越して、家族の誰かがこの容器の蓋を開けてしまいました。中に入っているカプセルを、10歳になる息子が自分のズボンのポケットにいれて遊びに行ってしまいました。そして帰ってきて、お母さんがある日気がつきました。変なものが入っている。そしておそらく洗濯でもするつもりだったのでしょう。ズボンのポケットからそれを取り出しまして、具合の悪いことに自分の家の台所の引き出しにそれをしまってしまいました。その日が、引っ越してから10日目の4月1日です。
この日を1日目として、これから何日目、何日目と説明します。この4人家族がたどった運命を説明しますと、この10歳になる息子は16日目になってひどく体の具合が悪くなって入院しました。翌17日目になって、父親の母親、つまり息子からみておばあちゃんが同居することになってやってきました。引っ越してきて、彼女がこの家に入った時、台所に入って気がついたのは、そこにガラス製のタンブラーが置いてあった。無色透明です。これが異様な色に黒ずんでいるのに気がつきました。もちろん原因は知りません。コバルトの出す放射線によってガラスが破壊され、そういう現象が起こります。
そのまま生活を続けていましたが、病院に入っていたこの息子は25日目になってますます具合が悪くなり、絶えず吐き気に襲われ、食欲はなくなるという状態で、医者がよく調べてみますと、おそらくカプセルをポケットにいれていた左足の太腿が、医学用語でいうと壊死、…中略…そういう状態になっていました。この息子は4月1日から29日目に早くも病院で死亡しました。
両親は悲しんでおりましたけど、そのとき父親が奥さんの手を見て気がついたのは、手の爪が黒ずんでいる、歯茎から出血が起こっているという現象でした。…彼女も108日目になってとうとう我慢できなくなり、入院しました。入院した時にはもう人事不省、めまいと発熱でわけがわからない。そして翌日病院で死亡しました。
残された2歳半の娘も全身が破壊されており、この子は140日目になりますが、入院して2日後に死亡しました。
こうして一挙に息子と妻と娘を失ったこの男性は、娘が死亡して2日後に母親と連れ立って入院しました。検査を受けてみると男性の精子が全くなくなっているという状態で、2週間後に一応退院しました。
残された母親の方は195日目になりますが、肺から大量の出血を起こして死亡しました。ただ一人生き残ったこの男性はどうなったかと言いますと、この人はおそらく死んでいるだろうと思われます。消息不明なのです。」


このコバルト60が5キュリーですから、チェルノブイリの爆発で出た死の灰の量が、ソ連の発表によると少なく見積もって数億キュリーを下らないということです。
そして、福島原発の事故はチェルノブイリと同じレベルということになっています。
スポンサーサイト
コンテントヘッダー

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

モコまま

Author:モコまま
主人公:モコ
性別:女の子
住んでる所:関東地方
生年月日:2003年2月8日
特技:周囲を笑わせ癒す

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
ブログランキング

FC2Blog Ranking

フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。